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BIOGRAPHY

スタントマン、アクションディレクター、マーシャルアーチストの顔を持つ南博男は1982年、沖縄直伝剛柔流空手道”日本正武館”京都本部(故、鈴木正文館長)に入門、(黒帯3段、硬式空手道各大会において、優勝14回、準優勝4回、3位4回の実績を持つ1982~1996)及び、1983年、日本のアクション俳優の第一人者、千葉真一主宰の”ジャパンアクションクラブ”(現、ジャパンアクションエンタープライズ)に14期生としてJAC京都養成所に入門、同年、乗馬センターにも所属し、当時撮影されていた”里見八犬伝”、”影の軍団”、”暴れん坊将軍”、などに携わり馬乗りとして出演、早くも現場を経験し、そのキャリアを始めた。

しかし、JAC京都養成所を卒業後、スタントマンとしての本格活動拠点を東京へと強いられるが諸事情により断念、空手家として14年間活動することになる。

1996年、スタントマンとしての夢を諦めきれず、今度はハリウッドでとアメリカロサンゼルスへ渡米、英語を学びながら情報収集する日々がつづく。そしてようやく訪れたチャンス、1999年、”ショーグン・コップ”(神崎将臣、原作)でメインキャラクターを努め、スタントマンとしてハリウッド映画デビューを果たす。

翌年にはハリウッドで撮影された北野武監督作品、”BROTHER”にも携わり、その後アメリカのテレビ番組や、ミュージックビデオ(当時ビヨンセ率いるディスティニーズ・チャイルド、"Independent Woman part1")でのスタントコーディネーター補助を努める。

2001年からはアメリカの人気テレビ番組”パワーレンジャー”にシリーズのレギュラースタントマンとして参加、後にアクションディレクターとしても活躍する。2002年にはロケ地変更のためニュージーランドに移住、7シーズン努めた後、2008年、ロスに拠点を戻し現在に至る。

2007年には念願の世界配給ハリウッド映画、”30デイズ・ナイト”に出演、”ナルニア国物語カスピアン王子の角笛” では出演するとともにアクション・カメラオペレーターを経験する。スティーブン・スピルバーグ、トム・ハンクス、プロデュース作品 ”ザ・パシフィック” では日本兵スタントパフォーマー及び、日本人スタントメンバーのキャスティング、指揮をまかされる。

その他、2010トーラス・ワールドスタントアワードにて ”ベスト・ハイワーク賞”、”ハーデスト・ヒット賞” の2つのカテゴリーに香港で撮影された ”PUSH 光と闇の能力者” での自身のスタントシーンがノミネートされ、5月に行われた授賞式で”ベスト・ハイワーク賞”を受賞している。

2013年12月公開作品 ”47 RONIN” (キアヌ・リーブス主演、)では自身のスタントマンとしてのきっかけであった俳優、真田広之のスタントダブルに抜擢される。シドニー拠点で日本でも撮影された ”ウルヴァリン:Samurai”(ヒュー・ジャックマン主演、)ではアメリカスタントチームの一員として参加、この作品では再び真田広之のダブルをすることになる。